二重跳びに求められる特性
上手な人の二重跳びを見ているとヒュンヒュンと空気を切る音が聞こえますよね?二重跳びには早く回しやすい縄跳びが適しています。
では早く回せる縄跳びはどんな特徴があるのでしょうか。順番にチェックして、二重跳びが跳びやすい縄跳びを選ぶ参考にしてください。
縄跳びの素材
空気抵抗が少ない方がいい
空気を切る音が聞こえるということは、空気抵抗を無視することは出来ません。二重跳びには、できるだけ細いロープく空気抵抗が少ないものが適しています。
具体的にはビニール製のモノが空気抵抗が少なくてオススメです。
反対にヒモ製の縄跳びは太いので、空気抵抗が大きく回しにくい。ヒモは二重跳びには適していません。またビニール製でも商品によって太さが異なるため、できるだけ細めの選ぶと良いでしょう。
たとえばこちらの日本なわとびアカデミー公認のフリースタイル・ロープは、二重跳びには最適な太さです。
重さとのバランスが重要
細いトビナワは空気抵抗が少なくて早く回せます。しかし軽すぎるのは問題です。
たとえばタコ糸で縄跳びが出来るでしょうか?細さは申し分ありません。でも軽すぎて同じく空気抵抗に負けてしまうんです。同じことがヒモ製のトビナワにも言えます。
太さがあるので重そうに見えますが、実際にはあまり重くない。太いし軽いしで、良くないことてんこ盛りなんです。
やはり二重跳びにはビニール製のトビナワがベストなんです。
グリップの長さと重さ
縄跳びの持ちての部分を「グリップ」と言います。グリップも跳びやすさを分ける重要なポイントになりうるのです。
グリップは長いの?短いの?
では二重跳びがやりやすいのはどのようなグリップでしょうか?グリップは長い方が回す力を増幅させる効果があります。
よく見る100円トビナワのグリップはおよそ10cmです。これは子どもの手のひらにピッタリ収まるサイズなんですが、もう少し長いほうが良い。具体的には15cm〜20cmぐらいはあったほうが良いですね。理由は回したときの振り幅にあります。
この動画を見てもらうと分かるように、長いグリップの方が振ったときの移動範囲が広い。つまり回す力をより効率的に伝えられるんです。
小学生は長すぎるグリップに注意
グリップは長いほど効率よく力を伝えることができます。しかし操作がしにくくなるデメリットがあります。
振り幅が大きくなることで、前後上下の「ブレ」も同じように大きくなります。するとこのブレによって失敗が増えてしまうんです。とくにトビナワの回し方が安定していない幼稚園・保育園・小学校低学年の間は、長すぎない15cmぐらいのものを選ぶと良いです。
二重跳びにオススメの縄跳びランキング
縄跳びの上達には適した道具が不可欠です。二重跳びには二重跳びに適したトビナワを使いましょう。
ここまで見てきた「重さ」「素材」を踏まえて二重跳びの跳びやすい縄跳びをランキングにしてみました。
1位:日本なわとびアカデミー公認「フリースタイル・ロープ」
縄跳び指導を専門しているだけあり、操作性は抜群です。国内の競技選手の大半が使っているだけり、素材や硬さ、ロープの太さも申し分なし。
ただ、素材が硬いゆえに寒い環境&ザラザラしたコンクリートで使用をすると断裂することがあるのが玉にキズ。
2位:アシックス クリアートビナワ
重さ、素材、ロープの太さは申し分なし。唯一の欠点はロープが柔らかすぎること。癖がつかない素材だが、操作性が落ちるのが残念。
「ジュニア用」と「一般用」でグリップの長さが違うので購入するときには注意。
3位:スキッピョン
重さを自由に変化できる特徴がある縄跳び。持ち手に滑り止のスポンジも付いており、寒い屋外でも跳びやすい。値段も上記2つに比べて安価なのも嬉しい。