オススメの縄跳びの選び方

縄跳び競技で使うオススメの縄跳びの選び方

縄跳び競技の種目

縄跳び競技には大きく分けて2つの種目があります。回数を競う「計測種目」と演技を競う「フリースタイル」の二種類です。

計測種目

制限時間内で何回とべるかを競う種目。2017年現在の国際大会ルールだと30秒と3分がある。また制限時間無しで失敗するまでの回数を競う種目、跳び続けられた時間を競う種目もあり、二重跳びや前とびなどが一般的。

フリースタイル

音楽に合わせ自由に技を組み合わせて演技を行い、技の難易度や構成、芸術性などを競う。単縄・ダブルダッチ・複合の三種類がある。

種目によって求められる特性が大きく異なるので、一つずつ縄跳びの選び方を紹介します。

計測種目での縄跳びの選び方

失敗するまで何回とべるか?を競う種目

失敗までの回数を競う種目は二重跳びや三重跳びに多いですね。

ロープを少しだけ長めに設定し、できるだけ力を入れずに跳び続けられる縄跳びを選びましょう。

たとえば布製のロープは最悪ですね。軽くて太いので回すのが大変です。反対にビニール製のロープは細くてある程度の重さがあるため、少ない力で回ってくれます。

また国際大会ではワイヤーロープが一般的です。

ロープの部分を金属の「ワイヤー」にして跳びます。ビニール製品が大体3mm~5mmですが、ワイヤーはさらに細い1mm~2mmです。細いのに重さがしっかりしているので、非常に効率的に回すことができるのです。

ただしワイヤーロープは扱いが難しく、慣れるまでは逆に失敗しやすいもの。本番で使うためには事前にワイヤーロープで練習して慣れておく必要があります。

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失敗するまで何分跳べるか?を競う種目

跳んでいる時間を競う種目では、ラクに回し続けられるロープを選びましょう。長さは少し長めに設定し、重さがある程度しっかりしているものがオススメですね。

回数を競う種目は早く回す必要がありました。なのでワイヤーロープのように細くて重いロープが向いています。しかし跳び続ける時間を競う種目の場合は前とびだけで続けるため、あまり早く回すことはありません。

むしろ疲れても重さの惰性で回ってくれる方がいいですね。ビニール製のロープもいいですし、布製のロープもいいです。ただしいずれも少し太めのロープを選ぶのがコツです。

あと個人的にオススメしたいのが「ビーズロープ」。ちょっと値段が高いのがネックですけど、ナイロン製のヒモにストロー状のビーズがついている縄跳びで、海外では広く使われています。

ロープの芯がナイロン製のため癖がつかず、ビーズの重みで回しやすい。加えてロープが地面に接触するときに音が出るのでリズムが取りやすいんですよ。布製やビニール製のロープだとこうはいきません。

プロのパフォーマーや国際大会の選手も使っているので、効果は折り紙付きですよ!

制限時間内で何回とべるかを競う種目

All Japanをはじめ、国際基準の大会では制限時間内で何回とべるかを競う種目が行われます。この場合はワイヤーロープの一択ですね。

ワイヤーロープは他のロープでは出せないスピードが出せます。

ビニール製や布製のロープを使っていてはお話になりません。すでに全日本大会では上位選手を含め、ほとんどの選手がワイヤーロープを使っています。

他のロープに比べて早く回せる反面、早く回りすぎて失敗することも。もしワイヤーロープで大会に出場するなら事前にワイヤーロープ独特の感覚に慣れておくようにしましょう。

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フリースタイルでの縄跳びの選び方

フリースタイルではビニール製のロープで長いグリップの縄跳びがオススメですね。

演技中には様々な種類の技をやります。二重跳びや交差とび、かけ足とびに後ろとび。このようなどの技にも対応できるオールマイティーな縄跳びが求められます。

フリースタイルで一番ミスが多いのは前とびです。

上手な選手ほど前とびを「繋ぎ」として力を抜くのでミスが起こりやすいのです。また上位選手ほど早く回す演技に特化していくため、細くて早く回せるロープを選びがち。早く回せるということは、それだけ操作が難しいという意味なのです。

よってビニール製のロープでも3mm~4mm程度ある、伸びにくいしっかりした縄跳びが良いでしょう。

ただ…なかなか良いものが無いんですよ。これだけ各社が出してる縄跳びなんですが、フリースタイルに向いててオススメできるロープがありません。

オススメなのが日本なわとびアカデミーの公認しているフリースタイルロープです。他のロープにはない硬さと操作性の高さ、さらに具リプもある程度の長さがあるため交差する技もやりやすいです。

縄跳びは競技種目でロープを変えよう

競技では種目によって向いてるトビナワが全く違います。複数の種目で勝とうと思うなら、それぞれに1本ずつ持っている歩が理想です。

おなじ計測種目でも二重跳びをとび続けるのと、30秒間でかけ足とびを跳ぶのでは違います。

大会の勝負は縄跳び選びから始まってると言っても過言じゃないんです。

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