なわとびコラム

なぜ小学校体育で縄跳びをするの?学校事情と目的・背景

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なぜ全国の小学校で冬に縄跳びをするの?

あなたも小学生の頃、学校の体育で縄跳びをしませんでしたか?

実は今でも小学校体育では縄跳びを冬にやるところがほとんど。何十年も変わらずに続いている歴史なんです。でも、なぜ冬場に縄跳びをするかを知っていますか?

理由を紐解くと、学校教育を管轄する「文部科学省」が発行する法律にたどり着くんです。

学校教育法で定められた「学習指導要領」

小学校から高等学校までの公教育は、法律で学習する内容が決まっています。

地域によって多少の差があるにしても、勝手に適当なことを教えていては公教育になりませんからね。

  • なんの目的扱うか?
  • いつ扱うか?
  • どんな内容を扱うか?

学習指導要領:文部科学省

上記の3つが「学習指導要領」という文部科学省の発行する文書で細かく規定されているんです。たとえば小学校2年生で教える漢字は「○○」と「○○」とか、算数の九九は3年制で教える、とか、具体的かつ細かい規定が決まっています。

縄跳びはこの中で体育の「体ほぐし運動」というカテゴリーにある「体力を高める運動」「用具を扱う運動」に分類されています。そして具体的にどんな目的で扱うかまで明記されているんです。だから全国の小学校で必ず縄跳びをやるんですね。

え?でも冬にやる理由は書いてない?

そう、各運動領域を扱う時期については細かい明記はありません。しかし、縄跳びは消去法的に冬場におなうことになったのです・・・。

体育の授業の実情で冬に追いやられた?

あなたの子供の頃の体育の授業を思い出してください。体育は施設や環境が必要な事が多いため、季節に大きく左右されるんです。

もっとも大きなイベントが運動会です。運動会は5月、もしくは10月にやりますね。運動会前は準備や練習のために授業どころじゃありません。よって4月~5月や9月~10月は運動会によって潰されてしまいます。

次に大きな運動領域は水泳です。水泳は時期が夏場と限られますからね。なにより他の運動を炎天下のグラウンドや体育館でやるのが熱中症のリスクがあります。よって体育の6月~7月は水泳の授業で決まってしまうのです。

さて、これで残ったのは11月~3月までの時期です。

地域によっては屋外が雪で使えなくなってしまい、場所も限られてきます。ここで登場するのが縄跳びです。縄跳びさえあれば、狭いスペースでも実施できる。屋外でも屋内でも場所を選ばない。さらに冬場は学校イベントが少なく、子供たちの運動量も低下する傾向にあります。

そこで「縄跳び大会」や「マラソン大会」を行い、子供たちの運動量を確保するため、冬場に縄跳びを行うことが多くなったのです。

本来、縄跳びは冬場に適さないスポーツ

学校の事情で冬場に追いやられた縄跳びですが、本来のスポーツとしては冬はあまり適していません。

競技で使うビニール製のなわとびは、温度によって変質する特徴があります。そのため寒い冬にやると、癖が付きやすく切れる原因になるのです。また寒い時期に激しい運動をする場合、準備運動できちと身体を温めないと怪我のリスクが高まります。

以上のことから、本来なら温かい時期に実施するほうが適してるんですよね。

きっとあなたのお子さんも冬場に縄跳びをすることでしょう。これは仕方ありません。

ただ、ぜひ怪我やロープのクセに注意してあげてくださいね。

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