縄跳びの基本

ジャンプが低くなる目線に要注意!縄跳びのときの目線は技によって変化させよう

ほとんどの子供が目線を意識してない?

縄跳びを跳ぶとき、あなたはどこを見ていますか?

前を見ているつもり?でも、本当に前を見ていますか?実は多くの子供は、前を見ているつもりで高いジャンプになった途端に下を向いているのです。

目線はジャンプでバランスをとるために非常に重要です。目線を変えるだけでジャンプ力が変化して、できなかった二重跳びや三重跳びが跳べてしまうこともあるんですよ!

ジャンブでは目線を前~斜め上がベスト


(前を向いたままジャンプをする例)

高いジャンプをするとき、目線の位置は前か斜め上がベストです。垂直跳びを思い出してもらうとイメージしやすいですよね。ジャンプをするときは上や斜め上を見ているはずです。そう、人間は目線が上がっていたほうがジャンプ力が高くなるんです。

しかしいざ縄跳びを持つと、多くの子供が目線を下げてしまいます。これは、ロープが足に当たるのを気にして下を向いている、もしくはジャンプのバランスをとるために下を見ているのです。

ジャンプで空中に身体が投げ出された瞬間、目線を固定しているとバランスが取りやすくなります。子供は無意識に下の地面に目線を固定して、バランスをとろうとしているのです。

でも下を見ているのはジャンプには不向き。なのでまっすぐ前、ないしは斜め上に目線を固定できる対象物を作ってあげてください。帽子でもハンカチでも、据え付けの時計でもOKです。なにか前にある一つのものを見つめて目線を固定する。これだけでジャンプ力は飛躍的に高くなっていきます。

交差跳びのときは例外的に下を向くと良い

ただし例外的に「交差跳び」と「あやとび」のときはつま先に目線を固定するといいです。腕を交差するこれらの技は、顎が上がっていると交差がやりにくいんですよ。

首が下を向いていると肩甲骨が開き、交差する腕に余裕が生まれます。前を向いたままだと肩甲骨が動かず、交差が浅くなる原因になります。前跳びや二重跳びは前~斜め上に目線を固定すると良いですが、初めて交差跳びをする子供の場合はつま先に目線を固定するようにしましょう。

ジャンプをしながら目線を固定する意識は、縄跳びの上達に大きく関係しています。