縄跳びの基本

縄跳びの長さはこう決めよう。上手に縄跳びをするための長さの決め方とは?

縄跳びの長さ、キチンと決めてますか?

全国の学校に訪問しても、ほとんどの子供が長さを適当に決めています。胸のあたりまで、肩のあたりまで・・・と、きっと何となくの知識で決めてしまっているのでしょう。

しかし、縄跳びの長さは上達に大きな影響があります。

せっかく頑張って練習しても、さが適切じゃないと上達しません。しかも縄跳びの長さの決め方は一定ではなく、上達や発達段階によって変化していくものなのです!

そこで、あなたのお子さんに合わせた縄跳びの調節方法をここでは紹介します。ぜひ参考にしてください。

縄の長さは上達段階によって変えるが正解

ざっくりいうと、上手になるほど縄の長さは相対的に短くなっていきます。縄の長さを決める要因は以下の2つです。

  • 身長
  • 上達段階
  • クセ

それでは成長段階、発達段階別にどのぐらいの長さがオススメかを順番に見ていきましょう!

はじめて縄跳びをする子供:幼稚園~小学校1年生

はじめて縄跳びをする子供は、できるだけ縄跳びを短く設定しましょう。身長で合わせるならば、身長+30cmぐらいでOKです。

最初は縄跳びを肩から大きく回します。このとき縄跳びが長すぎると、頭に縄跳びがぶつかってしまいうまく回せません。さらに長い縄跳びを頑張って回すくせが付くので、2回ジャンプをして1回跳ぶようになります。

短い縄跳びをで大きく回す練習をすれば、あっと言う間に前跳びは跳べるようになりますよ!

小学校低学年:1~3年生

前跳びがとべるようになった小学校低学年では、少しだけ縄跳びを長くします。身長+55cm程度が適切でしょう。もしくは両足で縄跳びを踏み、肘が90℃に曲がる場所が適切な長さです。

低学年になると少しずつコンパクトに縄跳びを回せるようになります。すると幼稚園の頃の縄跳びではやや短すぎるんですよね。なのでちょっとだけ長さを伸ばしあげましょう。

また幼稚園で「ヒモ製」の縄跳びをつかっていたなら、このタイミングで新しい縄跳びにしてあげてください。ロープ遊びや前とびだけなら良いんですが、交差跳びや二重跳びをするにはヒモ製の縄跳びはと適していません。長さを変えるタイミングで、新しい縄跳びに交換するのが良いでしょう。

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二重跳びに挑戦するようになったら:小学校3年生~

二重跳びに挑戦するようになったら、少しずつ縄跳びを短くしていきます。いきなり短くすると引っかかってしまうので、ロープの部分に結び目を作って調節します。グリップの近くに結び目を作るようにしましょう。

結び目を1つ作ると2cmほど短く出来ます。これを徐々に増やしていき、短い縄跳びで跳べるように練習していきます。

二重跳びのようにすばやく縄跳びを回す技では、ロープが1cmでも短いほうが効率よく回転させられます。結び目を徐々に増やし、慣れてきたら解いて実際に短くする。これを繰り返して少しずつ短い縄跳びに慣れていきましょう。

頭の上、こぶし3つ分まで短く出来たらOKです。

縄の長さは上達を左右する重要なポイント

せっかく良い縄跳びを使っていても、長さの決め方が不十分では上達しません。管理人のまっちゃんも、長さが1cm~2cm違うだけで感覚が全然ちがいます。それほそ長さはデリケートなもので、技術に直結するのです。

ぜひこれからは適切な長さに調節してから練習するようにしましょう。