縄跳びには上手な握り方がある
はじめて縄跳びをする子供は、何も考えずに持ち手(グリップ)を握ってしまいます。でも握り方ひとつで、縄跳びに力が上手に加えられるか?が大きく変化してしまうのです。
あなたは「リモコン持ち」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?リモコン持ちは、なわとびを上手に持つための方法です。幼稚園や小学校低学年の子供の場合は、握り方が安定しないので注意してあげましょう。
リモコン持ちのやり方
リモコン持ちは名前の通り、リモコンのボタンを押すように親指を立ててグリップを持ちます。このとき、親指を含め全ての指がグリップに密着しているのがポイントです。
幼稚園の子供によくあるのが、じゃんけんのグーのように握ってしまうパターン。親指が他の指の上に乗ってしまい、上手に力を加えられません。
親指はモノを押す力が一番強く、遠心力でブレる縄跳びを制御する役割があります。リモコン持ちを意識するだけで、二重跳びや前跳びができるようになる子供もいるので侮れません。
リモコン持ち以外の握り方
リモコン持ち以外にも「マウス持ち」という人差し指を伸ばした持ち方があります。こちらは交差跳びに適していると言われていますが、幼稚園や小学校低学年の子供にはオススメできません。人差し指でグリップをコントロールするのですが、幼稚園や小学校低学年の子供の力ではうまく制御できないんですよ。
マウス持ちは小学校高学年以上では有効ですが、はじめて縄跳びに取り組む子供には「リモコン持ち」のみでOKです。
縄跳びは握り方で大きく変化する
グリップの握り方は、直接力を加える部位なのでとても大切です。二重跳びを練習している子供には、無意識にグリップの端を持ってしまう癖がある場合も。グリップの握り方を意識させるだけでロープの軌道が安定し、二重跳びができるようになるケースも少なくありません。
たかが握り方、されど握り方。
あなたのお子さんは、上手にリモコン持ちができていますか?