縄跳びのコツと練習方法

交差跳びの練習方法とコツを解説。必ず跳べるようになる3つのステップ

交差跳びは本当に難しい?

縄跳びがとべるようになった子どもが次に挑戦するのが交差跳びです。

腕を交差したままの状態でまわす技で、なわとびカードにも絶対出てくる技の一つですね。

交差跳びは難しいと思われがちなのですが、実はあやとびよりも簡単なんですよ。この記事では交差跳びをとぶための練習のステップを段階を追って説明しています。また交差跳びに適している縄跳びも紹介するので、ぜひお子さんの交差跳び練習の参考にしてください。

交差跳びが跳びやすい縄跳びは?

交差跳びは腕を交差の状態でまわすため、グリップの長さで跳びやすさが大きく変わります。

写真のようにグリップが長いと、交差をしたときに余裕が生まれます。反対に短いグリップだと思いっきり交差しないと届かないので、交差跳びがやりにくくなります。またヒモ製の縄跳びは、全般的に縄跳びには適していないので、まだ使っている場合はこれを機に交換しましょう。

下記の記事でも交差跳びの跳びやすい縄跳びを紹介しているので、参考にしてください!

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また縄跳びの長さ調整もとても重要なので、下記の記事を参考にしてお子さんに合わせて調節してください!

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交差跳びが跳べる練習ステップ

いよいよ交差跳びの練習に入ります。練習のステップは大きく「交差の腕を練習する」「まわす練習をする」「じっさいに跳ぶ」の3つの段階に分かれています。

  1. 交差の腕を練習する
  2. まわす練習をする
  3. じっさいに跳ぶ

それでは順番に練習のステップを見ていきましょう!

交差の腕を練習する

まずは交差の形を練習しましょう。写真のように、腕をまっすぐに伸ばし、へその前で交差をするのがポイントです。

交差跳びの形で多い失敗は「小さすぎる」「大きすぎる」の2種類です。

小さすぎる場合はは写真のように腕が十分に交差しておらず、縄跳びをまわすことが出来ません。反対に大きすぎると「抱っこ」のように腕を身体に絡めてしまい、縄跳びが空中に浮かんでしまいます。

交差が小さすぎる例
交差が大きすぎて抱っこになってしまう

また交差した腕が身体から離れてしまうのもよくありません。交差が身体から離れてしまうと、ロープが空中に浮かんでしまうのです。

交差が浮かんでる例①
交差が浮かんでいる例②

上記のポイントを確認しながら、お子さんの交差の形と位置を見てあげましょう。

まわす練習をする

交差の形が確認できたら、次はまわす練習です。写真のように、前跳びの姿勢から交差跳びの腕にしながら回してみましょう。この段階ではまだ跳ばなくてOKです。

前跳びの姿勢からまわすとき、1つ目で確認した交差の形が上手にできているか?を常に確認します。小さくなったり大きくなったりすると、うまく回せません。

交差の状態で足にひっかけられるようになれば合格です。

じっさいに跳ぶ

ここまできて、いよいよ跳びます。前跳びの姿勢から、いきなり1回だけ交差跳びをとんでみましょう。前跳びを入れる必要はありません。いきなり交差跳びをするのがポイントなのです。

前跳びをしてしまう、はじめての子どもはいつ交差してよいか?で混乱します。また前跳びから交差をするという別の技能が必要になるので、1段階難しくなるんです。

まずはいきなり交差跳びをするところからスタートしましょう。

1回でもとべたら、あとは同じことを何度も繰りえします。次第に交差の状態で連続で跳べるようになっていきます。

交差跳びとあやとびはどっちが先??

交差跳びと同じ系列で「あやとび」があります。あやとびは交差と前とびを交互に繰り返す跳び方。学校のなわとびカードでは「あやとび」⇒「交差跳び」の順番になってることが多いですね。

でも実際には交差跳びの方が簡単なんです。あやとびは「交差に入る」⇒「交差から戻る」という2つの技術が必要なため、交差跳びよりもやることが多いんです。

なのでまずは交差跳びの練習をしましょう。

交差跳びがある程度跳べるようになってから、次にあやとびの練習をするとスムーズに進むことが出来ます。

あなたのお子さんの練習に、この記事が参考になれば嬉しいです。