「はやぶさ」とはどんな跳び方か?
「はやぶさ」とはあや二重跳びのことで、二重跳びのどちらで交差を入れる跳び方です。学校の体育で扱う技の中で一番難しい技の一つが「はやぶさ」です。
二重跳びでも大変なのに、さらに交差を入れてしまおう・・・というかなりハイレベルな技なので、学校でできたら人気者間違いなしです。
この記事では「はやぶさ」の練習のコツとポイントを細かく解説します。
はやぶさができたら、あなたのお子さんも「なわとびが得意だ!」と自信を掴み取れますよ!
はやぶさに適した縄跳びを選ぼう
はやぶさに挑戦するからには、すでに縄跳びがある程度は得意な人が多いと思います。お気に入りの縄跳びの1本はあるのではないでしょうか?
そこであなたのお子さんが使っている縄跳びの以下のポイントを確認しましょう。
- ビニール製の縄跳びを使っているか?
- グリップ(持ち手)は長いものを使っているか?
- 適切な長さに調節してあるか?
いずれも、二重跳びを練習した段階で確認している人が多いと思います。が、改めてか注意しておきましょう。そう、はやぶさレベルになるとキチンとした道具を使わないと、上達に雲泥の差が生まれてしまうのです。
はやぶさが跳びやすい縄跳びの例
はやぶさに挑戦するのは、ビニール製のグロップの長い縄跳びがおすすめです。
まずヒモ製・布製の縄跳びを使っている場合は、今スグに縄跳びを交換してください。ヒモ製・布製の縄跳びで「はやぶさ」ができたら、ある意味すごいです・・・。プロのなわとびパフォーマーであってもヒモ製・布製の縄跳びでは「はやぶさ」は厳しいレベルです。
また100円縄跳びを使っている場合も、このタイミングで交換を検討してください。
ロープの材質は良いのですが、グリップの部分が短く素早い動きには適していません。また透明なグリップの100円縄跳びは低温で脆くなる材質のため、はやぶさで強く握ると割れて怪我をする恐れもあります。
高いレベルの技に挑戦するからには、それなりの縄跳びを準備する必要があります。
はやぶさの練習のコツとポイント
はやぶさの練習のコツは大きく「あやとびを早く跳ぶ」「交差の順番を確認する」「前跳びから挑戦する」の3つです。
- あやとびを早く跳ぶ
- 交差の順番を確認する
- 前跳びから挑戦する
それでは順番に見ていきましょう!
あやとびを早く跳ぶ
はやぶさは「あや二重跳び」とも言います。すばやく空中で交差と前跳びを入れ替える技です。
そこでまずは、あやとびを早く跳ぶ練習をしましょう。
目標回数は10秒間で25回です。ジャンプをした回数を数えましょう。
このときに交差の腕を大きくし過ぎないよう注意します。すばやく動かすのに、コンパクトに腕を入れ替える必要があります。大きな交差をする癖がある場合は、ここで修正しておきましょう。
交差の順番を確認する
「はやぶさ」には2つの種類があります。交差を先にやるか、後にやるかの違いです。
意識しないで練習している子供がいるのですが、どちらで交差をするか?を確認しないと混乱します。またどちらで交差をするか?でやり易さも違うので、必ず確認しましょう。
ちなみにオススメは後に交差を入れる「はやぶさ」です。交差のタイミングをつかみやすく、比較的カンタンなんです。ただ個人差があるので、あなたのお子さんがシックリくる方で練習していきましょう。
前跳びから挑戦する
交差の順番が確認できたら、前跳び3回からいきなり「はやぶさ」に挑戦しましょう。
よくある間違いとして二重跳びで助走をつけるんですが、二重跳びを何度も跳んでからやると「はやぶさ」をする頃には疲れてしまうのです。もっとも練習したい「はやぶさ」に意識を集中するために、前跳びからいきなり跳ぶのがオススメなのです。
このときに、ジャンプを思いっきりして着地をするのがポイントです。はじめからつま先で着地しようとするのは大変です。まずはドシン!!と音を出してもいいので、思い切ってジャンプして着地しましょう。
何度か挑戦して「はやぶさ」が1回だけ通るようになったら、徐々に着地を意識しましょう。
「はやぶさ」から前跳びに戻れるようになったら、連続ができるようになりますよ!
縄跳びの「はやぶさ」は体育で最難関レベル
学校体育で「はやぶさ」といえば一番難しい技の一つです。なわとびカードの中でも一番むずかしいところに記載されることがほとんど。
つまり、「はやぶさ」ができると学校で縄跳びのヒーローになるんです。
他の分野で目立たなくても、縄跳びなら周囲から一目置かれるようになる子どもって結構多いんです。
もしあなたのお子さんが「はやぶさ」に挑戦していたら、応援してあげてください。きっと縄跳びが得意で自信を持っているハズです。
この記事が「はやぶさ」の練習の参考になれば嬉しいです。