縄跳びの基本

縄跳びの練習は室内?屋外?ロープの破損や怪我を考えた選び方

縄跳びといえば屋外?

あなたのお子さんは縄跳びをどこで練習していますか?

学校の体育ではグラウンドや体育館など、場所を選ばずに授業をしますよね。ほかにも昇降口や屋外の渡り廊下など、狭いスペースでも縄跳びはできます。

でも屋外で練習するのはあまりオススメできないんです。とくに大人が屋外で練習しすぎると、怪我やロープの破損の原因になるのです。

縄跳びには地面の材質が重要

縄跳びは直接地面にロープが接触するスポーツです。そのため地面の材質がとても重要なのです。

たとえばザラザラのアスファルトで跳び続けると、徐々にロープが摩耗して切れる原因になります。他にもグラウンドやコンクリートだと、縄跳びで小石が周囲に撒き散らされるため危険なことも・・・。

さらにワイヤーロープは屋外で使うと一発で壊れます。地面にワイヤーと叩きつけてしまうので、あっという間にほつれて使い物にならなくなるんです。

そう、どこでも練習できるイメージの縄跳びですが、向き不向きの場所があるんです。

下記に場所によっての跳びやすい差を分類しましたので参考にしてください。

場所 特徴 おすすめ度
アスファルト ザラザラいている表面だと、ロープの摩耗が進む ★★☆☆☆
コンクリート 小石などが飛散する恐れあり。ロープの摩耗も大きい ★☆☆☆☆
グラウンド ロープの摩耗は少ないが、小石や砂が周囲に飛散する ★★☆☆☆
芝生 ロープが芝生に接触してとびにくい ★☆☆☆☆
タイル 滑らかな表面ならロープは摩耗しにくい ★★★☆☆
体育館の床 ロープの摩耗はほぼ無く、ロープの回転も阻害しない ★★★★★

オススメなのはやはり「体育館」ですね。室内で練習できる場合は、ぜひ体育館を使って欲しいです。また屋外であっても表面の滑らかなタイルであれば、比較的ロープの摩耗は少なくてすみます。

地面が硬いと足と腰への負担が大きくなる

もう一つは怪我のリスクです。縄跳びはジャンプを繰り返すため、硬い床で練習を続けると怪我の原因になります。

とくにアスファルトやコンクリートなど、硬い床では長時間の練習を避けましょう。体重の増える大人だととくに「ヒザ」「腰」「足首」に大きな負担がかかり、疲労骨折や膝の痛みの原因になります。

本格的に競技をしている場合、子供でも硬い床での練習は禁物です。軽く技の確認をする程度なら良いですが、本気でビシバシ練習したらあっという間に怪我をします。

怪我を考えれば体育館の床がベストですね。体育館の床はジャンプをすると僅かに「シナリ」ができるように設計されています。高いジャンプや連続ジャンプをする場合、このシナリが足腰への負担を吸収してくれます。

  • アスファルトなどの硬い床
    ⇒足腰への負担が大きく、怪我のリスクが高い
  • 体育館の床
    ⇒床のシナリが衝撃を吸収してくれて怪我をしにくい

トランポリンなどの跳ねる床は練習にピッタリ!

もし二重跳びや三重跳びを練習しているなら、トランポリンのような跳ねる床は最高です。

跳ねる床で練習することで空中感覚がつかみやすくなり、また滞空時間が増えるのでロープを回すリズムをつかみやすくなります。たとえばエアーマットは片付けられて場所も取らず、練習にも最適です。

もし近所にトランポリンのできる場所があれば、縄跳びの練習ができるか?を聞いてみてもいいですね。

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怪我・ロープの摩耗、上達を考えて場所を選ぼう

縄跳びはシンプルな運動故に、環境によって上達が大きく異なります。とくに屋外で練習し続けている人は、怪我やロープの破損のリスクを忘れないでください。

またトランポリンなどの跳ねる床は上達を助け、二重跳びやあや二重、三重跳びなどの練習に最適です。

ぜひあなたの目的に合わせて練習環境を選んでください。この記事が参考になれば嬉しいです。